スコールファンクラブ



スコールファンクラブ・・・・



それはトゥリープファンクラブにも並ぶとも劣らない程会員人数を要しているファンクラブである。

そしてそのファンクラブ(以後FC)は本人(スコール)にはその存在が知られていない。

理由は簡単。

そんな活動をしている事がばれたら今以上に自分の殻に閉じこもってしまう事間違いなしだからである。

そして今日も会員達の活動(?)は続く・・・・




「会報きたよ〜」
「ホント?!私さあ、この会報の『密着スコール様の一日』好きなのよね〜」
「あっ!見て見てこの写真。超かっこよくない?!」
「うはっかっこいい〜」
「ダントツいいよね。なんたって顔はいいし強いしクールだし!」
「ね〜。でもさあこんなに人気ある事スコール様気付いてないのがすごいよね」
「思う思う。逆に自分人気ないとか思ってると思うよ」
「そんな事ないのよ〜スコール様。大好きよ〜」

ドタドタドタ・・・バンッ!!

「ちょっと何よウルサイわね。せっかくいい気分でスコール様の話してたのに!」
「聞いて聞いて!今わたし何してきたと思う?」
「そんな事どうでもいいわよ」
「そうそう、ちょっとは静かにしてよね。会員NO.35204」
「ふっふ〜ん。そんな事言っていいんだ?会員NO.34005」
「なによ」
「い・ま・わ・た・し!スコール様とカードゲームしてきちゃった!」

「!!!」

「なんですって!あんた会員NO.35204の分際でスコール様とカードゲームするなんてどういうつもり?!」
「FC規則で決まってるでしょ。スコール様には話し掛け厳禁って!!」
「もちろん♪」
「だったら・・・・!・・まさか・・」
「そのまさかよ。スコール様からゲームしようって言ってきたのよ!おーほっほっほ!」
「くっ…!なんて事…」

「あっ!ここ見て会員NO.34005」
「何よ!会員NO.33333」
「ここっ!密着スコール様の一日に書いてあるわよ。」

『最近スコール様はカードゲームに夢中でカードゲームをしている人を見ると勝負を挑んでいる。』
『スコール様に話し掛けられたいならカードゲームをはじめてみれば?!』

「…ですって」

「……………………………」

「待ってってスコール様!!今行くわ!!」

ズドドドドドドーーーーーッ

「あなたは行かないの?会員NO33333」
「ふっ。会員NO35204あなたゲームに勝ったの?」
「まさか!負けましたよ。スコール様お強いんですもの」
「ふっ・・私はね・・勝ったのよ」
「え〜〜っ!すごいですね。スコール様相当お強いですよ」
「私はスコール様が覚えたての頃に手合わせしてるからね」
「あっでもでも勝ったと言う事は・・・」
「そうよっ。スコール様が持ってたレッドマウスのカードをゲットしたわ!」
「この意味が分かる?会員NO35204」
「・・・・・・・そんな」

ガクッ

「ほっほっほ。だから一回ゲームしたくらいで目くじらを立てる事は私にはないのよ」

(ってかこの人スコール様と前に手合わせしてたの誰にも言わなかったなんていい性格してるわね)

バタバタバタバタ・・・バンッ・・ガッ!!

「った〜…足の小指打った…」
「おかえり会員NO34005。勝てた?」
「負けたわ」
「ふっ(スコール様のカードをゲットしてるのは私だけ)」

余裕の笑みを浮かべる会員NO33333。

「でも聞いて二人とも」
「何よ」
「スコール様のカードは入手できなかったけど…うっ小指まだ痛い…」
「早くいいなさいよ」
「はじめの2回勝てたのよ」
「あんた2回もやったの!」
「甘いわね…カードゲットできなかったって言ったでしょ」
「まさか…」
「そう…そのあと2回やって負けたのよ…つまり4回ゲームしたのよ!!」
「4回もっ?!」
「なんて事…」

ガクッ

「それだけじゃないわ…スコール様『もう一回だ』とか『頼む』とか…」
「私の腕をつかんで必死に懇願されるのよ…私もう死んでもいいと思ったわ…はふ…」
「じゃあ死んでこい!」
「こうしちゃいられないわ。スコール様〜私の腕もつかんで〜」

バンッ・・・ダダダダダダダ・・・

「きゃ〜私も〜」

その日スコールの回りに女子生徒の姿が多数見られたとゆう…
(最新『密着スコール様の一日』より)





【あとがき】

生まれて3回目に書いた小説です。
ちなみに生まれて初めて書いた小説はFFXのユウナとティーダのだったりします(余談)
おっと話がそれました。なんせ3回目に書いたのなんで凄まじくおかしな所がありました(笑)
いまUPしてるのは修正しておいたので以前よりは読みやすくなっているはずです。

この話はゲーム中の生徒のスコールに対する反応があまりにもありえない感じだったので
その違和感を自ら打ち消すべく書いた話なのであります!!
だって普通スコールレベルの人がいたらもっとキャーキャーなりますよ!
なのに皆、そうゆう感じが皆無だったので(リノア以外(笑))
この話が出来たのでありました。
ってかこの文であとがきになってるのか不安(笑)


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