トゥリープファンクラブ(SFC番外編)


トゥリープファンクラブ…


それはバラムガーデンがほこる最強のファンクラブだ(以後TFC)。
FC会員の全ての者がトゥリープ様の為ならば命さえも投げ打つ覚悟があるとゆう程皆いかれて…ではなく心酔しきっている。
トゥリープ様を越える人物などいるわけがない…
よって他に違うファンクラブがあろうとも対象である人物はたいした奴じゃなく
そんな奴の為にファンクラブを作っている奴らは阿呆だと考えられている。
そんな彼等は背後に迫る嵐の存在に気付いてはいなかった------



「ねえねえ・・・例の話聞いた?」

「例の話って?」

「ほら・・・スコールっているじゃない?」

「スコール?ああ、あいつね。どうかした?」

「なんかFCできたらしいよ」

「ぶっ!!FC?嘘でしょ。あんな暗い奴に?」

「クールで格好イイんだって」

「ま〜顔は悪くないと思うけどさ〜FC作る程じゃないでしょ」

「FCってゆうのはトゥリープ様くらいのレベルになってから作るものなのよ(うっとり)」

「馬鹿ねえ。それじゃ一個もできないじゃない。トゥリープ様より素晴らしい方いないんだから」

「あっ…そうよね〜」

『あはははははは』





「なあなあ・・・あいつにFCが出来たらしいぜ」

「あいつ?誰の事だ?」

「スコールだよ。サイファーについでの問題児!」

「あいつに〜。アホか。あいつにできるなら俺にもできるっての!」

「それはないな」

「即答すんなよ」

「すまん。嘘はいえない性質でな」

「お前な・・・」

「まあまあ・・・そんな事よりスコールだよ。どう思う?」

「だ〜か〜ら〜。あいつにできるなら――――」

「だからそれはないから」

「お前なあっ!途中で言うなよ!」

「すまんな嘘はいえない性質で無駄な事が嫌いなんだ」

『………………』





こんこん


「入れ」

「失礼します」

「なんだ。今忙しいから手短にしろ」

「はい…それが以前ご報告申し上げてましたスコールFCの事なのですが…」

「どうした」

「最近急速に会員人数を伸ばしておりまして…」

「それがどうした」

「このままでいくと明日には我らTFCと並ぶかと…」








「なんだと?」

「(反応遅っ)いえ・・・ですから…」

「我らが主は誰だ?」

「トゥリープ様です」

「TFCとSFCが並ぶとどうゆう事になるか分かるか?」

「は?」

「いいかその脳を活性化させてよく聞け」

「並ぶという事は外のみを見た外部の奴らはスコールとトゥリープ様が同じ位のレベルだと思うのだぞ!」

「そんな事があって良いと思うのかお前は!!」

「いけません。我らがトゥリープ様がスコールごときと同列に考えられるなどあってはなりませんっ!!」

「そうだろう!だったら何を悠長にしているのだ!阻止しろ!」

「トゥリープ様が素晴らしい事を皆に伝えSFCに入ってしまった可哀想な人たちを救いだすのだ」

「本当にお慕いしてもよい程素晴らしい人物はトゥリープ様だということを!!」

「はっっ!!」



対象であるスコールとトゥリープはまるで知ることもなく
ここからTFCとSFCの戦いは始まるのだった-----






【あとがき】

SFCの話があるのはTFCがあるからこそなので今回の話が出来ました。
TFCがなければいくらスコールの事を好きな生徒がいようともファンクラブという発想にならなかったでしょうから。
今回のは特に色んな人達の意見を少しずつ書き出したとゆう感じで書いてて楽しかったですね。
一応話題をFCにしてるだけで会話を書くのを楽しんだって所でしょうか?(聞くな)
あと挿絵も実はほんのり楽しみつつ描いてたり。
ポイントはトップ(TFCの会長)の机の上のトゥリープ様フィギアでしょうか(そこか)
そこに気付いて下さった方はスゲェっす(笑)
えーなんだかんだで読みにくくてすみません(>▽<)


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