今日こそ俺が主人公!!
俺の名前はゼル・ディン!
魔女との決戦後俺はバラムガーデンで教官になった-------
がしかし、どうやら少々学生気分が抜けてなかったようだ…
そこで俺は決意した!愛する生徒の為に心機一転真面目な教官をする事に!
シュンッ
「皆、席につけ(ってついてるか…普通おしゃべりとかしてるだろうが)」
ざわっ…
(ふっ…みんな俺の姿を誉めそやしてるな…)
「ゼ…ゼル教官…」
「(来た来た)…なんだ」
「どうしたんですか?教官服なんて着て」
「どうしたもこうしたもあるか、俺は教官だから教官服を着ているまでだ(決まった)」
「またまた…どうせいつもの服にジュースこぼしたとかでしょ?」
「そんな事あるわけないだろっ!お前俺をいくつだと思ってんだ!」
(はっいかんいかん!)
「じゃあなんで教官服着てるんですか?」
「規則だからだ(くぅ〜教官っぽいぜ)」
ざわざわざわざわ…
「なんだ?そんな事はどうでもいいから授業はじめるぞ」
「ゼル教官…」
「なんだ(もしかして、俺達はこんな教官を待ってたんですとか言って来たりして)」
「熱でもあるんじゃないですか?」
「んだとっ…(ああっ!ダメだ!我慢だゼル・ディン)」
「心配してるんですよ…どっかで拾い食いでもしたんじゃないかって」
ぶちっ
「おーまーえーらーっっ!…俺をなんだと思ってるんだっ!」
「そんな事するわけねーだろーがっ!表でろ表!タイマンだタイマン!ぶっとばしてやる」
「生徒ぶっとばす教官がどこにいるんですか」
「あのなあ…俺がせっかくお前らの為に良い教官になろうと思って規則を守ろうとしたのに…」
「お前らのせいでぶち壊しじゃね〜か!」
「なんだ…そうだったんですか。それは失礼しました。じゃあ授業始めて下さい」
「そりゃできね〜な」
「なんでですか。良い教官になって下さるんでしょ」
「もう無理」
「無理ってあなた子供じゃないんですから…」
「無理ったら無理。もう嫌だ。この教官服も動きにくいし、お前らは人の華麗なる転身の邪魔するし。も〜今日は授業してやんねー」
『…いつも結局してないじゃないか』(生徒全員の心の声より)
「あ〜あ〜。時間余ったし。、どうすっかなー…とっ」
とんっ
「ゼル教官!そんな所に座らないで下さい!」
「そして時間は余ってません!授業して下さい!!」
「知らねぇな…ふんっ」
「ふんっ…って…本当にいくつですかあなた(汗)」
「あぁっ…スコールッ?!ど…どうしてここに!?」
『すげ〜。伝説のSEEDだ(憧れの目)』(生徒Aの心の声より)
「久しぶりだな。ゼル。しっかり教官してるのか?」
「あったりまえじゃね〜か。なあみんな♪」
「……………(どこがだよ)」(生徒全員の心の声入り(笑))
「今日はシド学園長に用があってな、ついでにお前の教官姿を見ていっていいと言われたんでな」
「そうか、そうか。見ていけ、見ていけ。授業の邪魔になんない様に後ろで見ててくれ」
『あんたがいつも邪魔してるんだよ』(生徒全員の心の声より)
「分かった。皆少し邪魔になる」
「……は、はい」(生徒全員のお返事)
「よ〜し。昨日はどこまでやったけ?お前、覚えてるか?」
「昨日は授業してません」
「なにしてたっけ?」
「腕立て1000回です」
「あ〜。そうだっけ(笑)」
「じゃあその前は?」
「スクワット1000回です」
「あ〜そうだそうだ(笑)」
「…教科書使った授業どこまで進んでたっけ?」
「2Pまでです」
「2P?まだ2Pしか進んでないの?」
『あいついつもなにやってるんだ』(スコール心の声より)
「ん〜そうか…じゃあ今日は3Pからやるとするか」
『すごい…5ヶ月ぶりのまともな授業だ。これもスコールさんのおかげだ(涙)』(生徒Bの心の声より)
−−−−−き〜んこ〜んか〜んこ〜ん
「……じゃあ今日の授業はここまで(決まった。これはスコールもうっとりだな)」
ダダダダダダダダッ……
(なんだよ、なんだよ、みんなで金○先生のようにしてくれんのか(どきどき))
「スコールさん!ありがとうございます。おかげで授業が進みました」
「スコールさん!お願いです僕らの教官になって下さい」
「無理だよ。スコールさんはSEEDなんだから」
「あーー!そうだった〜。世界中にいる俺達以上に困ってる人達を助けてんだもんなー」
「迷惑な教官ぐらいは我慢しないとな!あはは!」
「そうそう!あはは!」
「『あはは!』って誰が迷惑な教官だよ、お…おいっ…おまえら」(皆に届かぬゼルの声)
「スコールさん。ここにサインお願いできませんか?」
「お願いです。教官になってあのチキンから僕らを守ってください」
「誰だ!今チキンって言った奴ぁ!」(まるで届かぬゼルの声)
『スコールさん!スコールさん!!』
「お、おい。お前ら」
「はいっ」(スコールに目をキラキラさせて見上げる生徒全員)
「き…君達の気持ちは良く分かる…。このことはシド学園長に伝えておくから」(逃げるスコール)
シュンッ
『わ〜〜っ!これでまともな生活になるぞーーー』(生徒全員の叫び声)
「ちょっと待てーーーーーーーーーーおまえらぁっ」
「なんですか」
「どうゆうつもりだ!」
「こうゆうつもりです」
「……SEEDにしてやんないぞ」
「そういう事言っていいと思ってるんですか?」
「ふんっ」
『この人本当になんで教官やってるんだ』(生徒Cの心の声より)
「まあまあ…ゼル教官。いつも今日みたいに授業してくだされば何も我々は文句などないのですよ」
「許さねーからな。覚悟しろよお前ら。ぼこぼこにしてやる」
「…やれやれ。これあげますから。許して下さいよ」
「なんだこれ」
がさごそ
「あ〜〜〜〜♪食堂特製パンと…【素敵だねププルン】じゃねえか!いいのか?!」
「許していただけるなら。差し上げます」
「許す許す。うわ〜このププルン最新作じゃないか〜」
『こんな単純な人見たことない』(生徒Dの心の声より)
「じゃあゼル教官我々帰りますから」
「はいは〜い。気をつけて帰れよ〜♪」
こうしてゼルの1日は終わってゆくのであった−−−−−
「って俺主人公っぽくねえ−−−−−−っっ」
「でもパンはうめぇし、ププルンは最高だからいっか♪」
【あとがき】
えー…スコール出しちゃいました♪みたいな(笑)
この小説で伝えたい事はやっぱりゼルはパンとププルンだなって事ですか?(聞くな)
基本的にこのシリーズはゼルと生徒のかけあい(?)がメインとなってますので
そこを楽しんでいただければ幸いかと。
そして前から分かってましたが私の書く小説は通常の小説で見られる
背景や情感などの語りがまったくないのでこれで本当に
読んでいる方は楽しめる事ができるのかいつも不安なんですが
私には背景を文章で語るなんて高等技術はできませんので
効果音でごまかしております(誤魔化せてねぇし)
なので多々なんの事だか分かりずらい所がありますが…許して下さいマセ(^^;)
そんな感じでこの辺りで。ってかあとがきとゆうよりも言い訳ですね。
今度から『今回の言い訳』に変えた方がいいかしら(苦笑)
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