サイファーの陰謀
トゥリープファンクラブ(以後TFC)・・・それはバラムガーデンが誇る最強のファンクラブである。
スコールファンクラブ(以後SFC)・・・それは最強であるはずのTFCをもしのごうとしている
超最強の本人(スコール)には知られていない隠れファンクラブである!
その本人には秘密のSFCの存在がガーデンの究極問題児!サイファーに知られてしまった!
一体どうなってしまうのか−−−−−−−−−−−−−!
【SFC事務局】
「ここがSFCの事務局か…。こんな所にあるとはな」
バターンッ
「邪魔するぜ」
「あ、あんたはっ…サイファー!なんの用?!」
「出て行きなさい!ここはあんたなんかが入っていい場所じゃないのよっ」
「あんた、ね。誰に向かって口聞いてるんだ、そこの女」
「あんたよ、頭部がオールバックのせいで、やばくなりそうな」
「白いコートがぜぇんぜぇん似合ってない…あ、ん、た、よっ!!」
カチャ…
「言いたい事はそれだけか」
ガンブレードをSFC事務局員につきつけるサイファー。
カチャ…×20
「あんたも言いたい事はそれだけかしら?たとえ私を撃ったとしても」
「他の事務局員があなたのそのはげそうな頭部やダサイ服を貫くわよ」
緊迫した空気が周囲をつつむ…
『……………………………』
スチャ…
「ふんっ、そういえばこんな事をしに来たわけじゃなかったな」
「おい、そこの口だけ女」
「…」
「おい、俺の目の前の可愛い女」
「なによ(即答)」
「…じゃない女」
「…(ちっむかつく男ね)」
「ふん(ちょっと得意げなサイファー)俺もSFCに入会する」
「はあっ?!何言ってんのあんた??!」
「何がおかしい?男の会員もいるんだろ(にやり)」
「いるけど。あんたがスコール様を好きだとはとても思えないわ」
「俺はあいつをホネのあるヤツリストに書き込むほどあいつの事は認めてる」
「…嘘つかないでよ(とても信じられないわね)」
「嘘じゃない。俺をSFCに入れろ」
「…一体何を企んでるの?」
「何も企んでやしないさ。今までそんな素晴らしいFCが存在するなんて知らなかったから、入りにこなかっただけだ」
「…(とても信じられないわね。これで信じてもらえると思ってるのかしら?サイファーって馬鹿だったの?)」
「で、どうなんだ?」
「入会は認められないわ。諦めるのね」
「入れろ」
「だめよ」
「入れろ」
「だめっつってんでしょ。諦めなさい。ハゲの進行が進む事とともに」
「……っ(いちいち癪にさわる女だな)」
「入れろ」
「だ・め」
「入れないとここの存在を奴にばらすぞ」
『ざわっ』
「それは困るわ」
「じゃあ入れろ」
「無理よ」
「ふん。分かった。じゃあバラす。これでお前らも終わったな。あばよ」
立ち去ろうとするサイファー
「ま、待ちなさいっ」
ほくそ笑むサイファー
「なんだ…」
「分かったわ。入会を認めます」
「さっさとそう言えばいいんだよ」
「ただし、これは既存の会員にも守ってもらってますが、スコール様の事は必ず様付けする事」
「(ちっマジかよ…)いいだろう」
「あと、会報その他もろもろで月会費3000ギルよ」
「(くっ…ギルまで取るのか)ほらよっ。もういいのか!」
「最後に一番重要なのが、スコール様を必ず尊敬し、愛する。OK?」
「オーケー。オーケー。奴の顔に俺のものだと主張しちまう傷をつけるくらいに愛してるぜ。これでいいか」
「あんたねえっ!いっとくけどっ!スコール様の御顔に傷つけてくれちゃって!いいと思ってんの?」
「っていいわけあるかぁっっ!ってめ!マジふざけんなよっっ!」
「ふん。奴…いや、スコール様だって俺の顔に傷くれやがったぜ」
「あんたはいいのよ」
「(このアマ…覚えてろ。お前は俺のブラックリストに載ったぞ)ふん…邪魔したな」
『ざわざわざわ…(展開についていけない事務局員達)』
…バタン
【ガーデン廊下】
「ふっ…ふはは…俺が、奴のFC会員だとよ。面白くなってきた。さて…どうしてやるかな」
たったったった…
「?」
「そこのハゲ進行系。一つ言い忘れてた。会報は毎月12日に届くから」
「おい、このクソアマ…さっきから黙って聞いてやってればいい気になりやがって…」
事務局員の胸ぐらをつかんで引き寄せる…
「何よ。また殺すって…?無駄よ。別に死ぬのは怖くなんて…」
「………なっなっ(ボンッ)」
茹蛸のように赤くなり、へたり込む事務局員。
「ふん…(勝った)いいな。俺はハゲにはならない。せいぜい覚えとくんだな。はははははは」
まんまとSFC会員NO.50052になったサイファー!
一体何を企んでいるのか!!
次回−−−−−−−−−−−−!超・必・見!ですか?(聞くな)
【あとがき】
あははっ!こんなんなっちゃいましたYO!
なんでこうなったんでしょう?書いてる私が一番分かりません。
なんせこのまま行くとサイファーメインになっちゃいますよ(笑)
この先の展開を考えるわけなんですが、どう頑張ってもサイファーがしゃしゃり出てきます。
当初はそんな予定皆無だったんですが☆
今回に到ってはしっかり題名にまで名前が(笑)
まぁいいか。サイファー好きだし(>▽<)
そんなわけで当分サイファーの活躍(?)が目立つと思います(予言)
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